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Kashiyuki Blog

公務員試験・院試などの情報や物理・天文、たまにプログラミング系

宇宙物理学・天文学研究の存在意義を少し考えてみた

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はじめに

研究者でもなんでもありませんが、ちょっと最近よく考えることについて書いてみます。

宇宙の研究は、意義があるのか。 宇宙研究には、医学の研究のように、人のためになるみたいな分かりやすさがありません。 物性物理のように、半導体やコンピューティング技術向上につながる研究でもありません。

お金になりません。誰もその情報で"得をする"わけではありません。

では、このような研究に意義はあるのか。やる意味はあるのか。あるとしたらどの程度あるのか、優先順位的にはどの位置にあるのか。

「ガンを治す」ことにすぐに繋がる研究なら、予算もおりるし社会から必要とされるでしょう。
しかし、宇宙の研究はどうなのか? “必要性"はあるのか? "必要性"がないとしたら、存在意義はないのか?

このようなことを少し考えてみます。

ネット上の意見

少しネットで意見を探してみたところ、質問サイトでこのようなやりとりがありました。

引用元 : 天文学はなぜ必要? - 宇宙科学・天文学・天気 解決済 | 教えて!goo (NTT Resonant Inc.さん、引用がまずかったら言ってください)

まず質問から

天文学者は、なぜ天文学を研究するんでしょうか? (天文学者だからという回答はなしで^_^;)
私は天文学に興味があり、今大学で勉強しているところなのですが、 天文学を研究することで何か意味はあるのでしょうか? たとえば、星の内部構造とか、星までの距離といったことを調べて何か役に立つのでしょうか? 私は天文学に興味があるから天文学を勉強しているわけですが、 天文学者も純粋に興味関心だけで研究をしているのでしょうか?
しかし、人工衛星や望遠鏡をつくるには相当なお金が必要です。 天文学者の給料とかも、どこから出てるのか知りませんが、とにかく 世界中で天文学の研究のためにかなり投資しているのは確かです。 なぜそんなに天文学にお金をかけるのでしょう?
宇宙ステーションとかの宇宙開発等はとても意味のあることだと思いますが、星や銀河なんかを研究する理由がわかりません。
どなたか教えていただけないでしょうか?
長文失礼しました。
次に、それに対する回答の中のベストアンサーとなっているものがこちらです。

よく言われることは、われわれ人間にとって最大の謎は、 どこから来て、どこへ行こうとしているのか。われわれとはいったい何者なのか。 ということに尽きるかと思います。
そしてそれは同時に、自分とは何か。どこから来てどこへ行こうとしているのか。 という問題と表裏一体のものです。
宗教はもちろん、いっさいの哲学や文学、あるいは芸術各ジャンル、 またあらゆる学問、自然科学も社会科学も数学も、 その根本に、この人類最大の謎を解き明かしたいという衝動、願望、やむにやまれぬ情熱が憧憬のように息づいているのではないでしょうか。
「朝(あした)に道を聞かば夕べに死すとも可なり」とは論語にある有名な言葉ですが、 まことにもって、この謎が解けさえすれば、その日のうちに死んでもきっと悔いはないはずのものです。 人間としての能事が果てるのですから。
どんな経済でも、どんな名誉でも、いかなる出世欲でもない。 この謎の解明の前では、そんな俗事など塵芥ですらない。
ところで私は前時代な、大時代な理想論をぶっているのでしょうか。
いいえ。そう取ってしまうのは、あまりに冷めた見方です。 われわれはどんな考えであれ、感受性であれ、悩みや憂いであれ、 またこよない楽しみや歓喜の絶頂のただなかにあってさえ、 人間としてここに今在ることのこの最大の謎が、ガンガンと頭の中で鳴り響いていることに、きっとどこかで気がつくはずのものです。 人間として生まれた以上、いつかどこかで明確に気がつかざるを得ない、大脳新皮質に関わる、人間という自意識を持ってしまった生命体が必ずかかる一種の病気、大疑問なのだと思います。
天文学は壮大な学問です。私は全くの一般人ですが、そう確信します。 天文学ははるかかなたを覗こうとする。それは原初の宇宙の姿を覗こうとすることですよね。 それと今ある宇宙の姿とから、はるかな未来、宇宙の果て・終わりを類推しようとする。 星やブラックホールの内部構造や、ダークマター、銀河のふるまい、超銀河団の生成を知ることは、この探求に欠かせない手続きです。 そのためには人工衛星を飛ばしたり、各種の望遠鏡も施設も研究所も欠かせないアイテム。
宇宙の謎が解ければ、それを基盤とするわれわれがここに存在している謎も直接解ける可能性があります。 天文学とはもっとも壮大なスケールでわれわれ共通の謎にアプローチし続けている、常に現在的な、熱い学問なのではないでしょうか。

と、論語の有名な文まで引用されていて、博学な人なのかなと感じました。

さらにこの回答に対する質問者の回答が、

ご回答ありがとうございます。
なるほど。確かに、我々はどこから来てどこに行くのかという問題は 人類最大の謎ですよね。 この回答に近づくには、宇宙の起源を探らなくてはいけない。そのためには恒星や銀河の研究が欠かせない、ということですね。 この謎を解くためには、多少の資金や労力を厭っている場合ではないですよね。
わかりやすい説明本当にありがとうございました。

と納得された様子でした。

この回答者の

われわれ人間にとって最大の謎は、 どこから来て、どこへ行こうとしているのか。われわれとはいったい何者なのか。

というところは個人的に共感できます。少し哲学チックなので、そんなのどうでもいいという方もいると思いますが。

つまり、天文学は人間存在そのものに対する問いに答えようとする学問なのかもしれません。(雑なまとめ)

研究者は実用性のプレゼン能力が必要(というか自分に足りないと思われる)

筆者はまだ研究者どころかこれから大学院生という状態なので、ひよっこもいいところです。 ただ、このような本質的な部分を早めに深く考えておくことも大事なのではないかと思います。

研究者は、一般の人に実用性や必要性を説明できる必要があると思います。 どんな分野の研究者であってもです。

「一般の人に」というところが難しくもあり、また重要でもある気がします。

僕はまだよく分かっていませんが、予算をとるために文部科学省の担当者にうまく説明できる能力は必要になってくるでしょう。

そのような能力や、実用性に関するロジックをしっかり組み立てておかないとですね。。

ということで、適当な構成になってしまいましたが、自分でもよく分かっていないのでこのへんで終わりとします。